4584 あの瞬間、何かがあった…
先日のこと。
部屋の扉の曇りガラスが明るくなった。
それは、自宅の玄関の灯りがついたためだ。
自宅の玄関は、人感センサーで灯りがつくようになっている。
うちには、自分とおじゃこ、そしてハムスターのきょろしかいない。
人感センサーというくらいだから、うちでは、自分とおじゃこにだけに反応する。
つまり、灯りが付いたということは、おじゃこがいたことになる。
しかし…
このとき、時刻はまだ6時台。 おじゃこが起きてくるはずはないのだけど、このときは、とりあえず、そう思っていた。
その後、おじゃこが起きてきたときに、6時ごろに玄関に行ったか?と尋ねると、やはり…というか、行くわけがなかった。
じゃあ、あの灯りはいったい何なのだろう?
僕の見間違い…? いやいや、確かに扉の曇りガラスは明るくなった。
じゃあ、誤作動か?
しかし、窓も扉も締め切って、空気の流れもない状態だったから、誤作動も考えにくい。
このようなことは、長年住んでいて初めてのことだっただけに、なんとも不気味であった。
何かが僕に訴えかけようとしていたのか、はたまた、僕は見てはいけないものを見てしまったのか…。
ただ、ひとつ言えることは、あの瞬間、センサーは確かに何かに反応した…ということだ。